ERIC
1998年にデビューしてから現在まで、多くの人気を集めている神話のリーダーエリックが、 自分の本名である“ムン・ジョンヒョク”という名前を掲げて演技活動を始めたのは、 人生において新たな転換期だったという。彼もそうであるように、数年間続いてきたアイドルグループへの懐疑心を解く場所がなかったという。 そこで偶然の機会に恵まれたのが、まさしくドラマ『僕は走る』だった。
ともすればそのドラマ1本が、現在の俳優“ムン・ジョンヒョク”を作ったのかもしれない。 彼は『僕は走る』で『火の鳥』に出演するきっかけをつかんだ。『僕は走る』を演出したパク・ソンスプロデューサーが、 『火の鳥』のオ・ギョンフンプロデューサにエリックを推薦して、キャスティングされたからである。 結果は大成功だった。 『火の鳥』を見た多くの人々が、エリックの新たな姿と演技力に賛辞を送り、これはドラマ『新入社員』に出演するきっかけとなった。
『新入社員』で彼が演じた“ガンホ”役は、本来はコミカルなキャラクターではなかったという。 しかしエリックが“ガンホ”をそのように演じたのだ。 このためエリックは作家らからだいぶ叱責されたというが、何はともあれドラマが大ヒットしたので、 これもやはり結果的には成功ではないだろうか?新人俳優が注文通りに演じずに、自分の領域を作ってキャラクターを 再創造するのは珍しいケースで、ドラマの展開にも影響を与えるためキャラクターの性格を変えることは簡単ではない。 しかし反対に作家にとっては、かなり頭痛の種だったろう。
しかし『新入社員』の後続作『無敵の落下傘要員』は、再びエリックを招き入れた。 実際、紆余曲折も多かったという。 『無敵の落下傘要員』の製作発表会に参席したエリックの言葉を借りればこうである。 「『新入社員』の時、僕のせいで作家の先生方はとても苦労なさったのに、また声をかけてくるでしょうか?ダメだと2度も拒絶されました。 でも撮影前まで出演できるように強く働きかけて、ようやく許してもらいました」このように彼の作品への愛着が、出演につながったのである。
最近、歌手から俳優に転業するケースが増えている。 しかしエリックは現在神話のリーダーとして、メンバーとして歌手活動にも熱心である。 忙しいドラマのスケジュールにもかかわらず、アジアツアーコンサートにも欠かさず参加している。 ファンにとっては、彼が忙しくなるほど彼に合える時間が増えるのでうれしい知らせであろう。 これからも歌手と俳優、それぞれのポジションで活発な活動を繰りひろげるエリックに期待してみよう。
(innolife.netより抜粋)
*関連作品はこちらへ*
|